2022年4月30日土曜日

府中合同稽古20220410 後編 【大人編】

さて前編【子供編】から投稿が遅れましたが、大人編です。

稽古の様子です。写真は師範とアイリママです。

何を話しているのかはわかりませんが、ものすごく為になる講習なのはよくわかります。

以上です。私は行っていないので、詳細はわかりません。

で終わると、石か正拳が飛んできそうなので、黒帯代表と、有級者代表にレポートをお願いしました。黒帯がどう感じるか?と、色帯がどう感じるか?をそれぞれ知りたいと思ったからです。

100文字程度にまとめて下さいとお願いしましたが....あれ?

まぁ考えてみれば、佐伯先生の講習を100文字でまとめるのは、ほぼ不可能でしょう。(依頼の仕方が悪いと叱られました。)

それでは私が100文字に編集しようと思ったのですが、やはり無理なので、ほぼ原文のまま掲載いたします。(若干の訂正は加えいています。)


レポート1 黒帯・カモさん(協力マイさん)

■一般部稽古

基本稽古では、突きの握り方から丁寧に教わりました。とっっっっっても奥が深かったです。

★突き★

人差し指と中指が向かう方向を正面にするには、右手の場合はシュート気味に突きを出すべし、という事でした。

要はストレートに突いたら右手人差し指と中指は若干左に出てしまうと言うことでした。

ストレートに突いた場合と、シュート気味に突いた場合の身体の締まり方は全く異なり、

シュート気味に突いた後、佐伯先生から拳を叩かれてもびくともしませんでしたが、

ストレートに突いた後、佐伯先生から拳を叩かれたら、後ろに吹っ飛びました。


★受け★

受けについても同じように基本から丁寧に教わりました。

例えば上げ受けの場合、事前動作を大きく行うことで全く受けの強さが変わる事を身をもって体験しました。

事前動作を大きくはっきり行うことで肩甲骨が前に畳まれる為、受けの強さが全く異なるという解釈。

普通に上げ受けした場合、佐伯先生に腕をへし折られそうになりましたが、

事前動作を大きくとった後は、しっかりと佐伯先生の圧に耐えることができました。

また、全員で二人一組になって体験しましたが、皆さん実際にやってみることで身をもって体感されていました。


★形★

午前中、形は平安初段から平安五段まで。午後は、鉄騎初段から選定形を、わかりやすくご指導いただきました。

形は、一つ一つの動作の分解を詳しく教えて頂き、この受けがどのような意味を為しているのかなど、

とても分かりやすく理解する事ができました。

また、残心の呼吸の仕方から、一つ一つの形の最初の構えがいかに重要かなど、基本の基本を学びました。

例えば鉄騎初段の最初の構え、左手を右手に大きく被せる事で肩甲骨が前に畳まれる為、

騎馬立ちが強くなるとの事でした。

普通に手を重ねた時は、佐伯先生に前から後ろから押されたら前に後ろに吹っ飛びましたが、

大きく手を重ねたら、なんと、佐伯先生から押されても耐えられました。

このように一つ一つの何気ない動作がとても大切だということを教わりました。


★まとめ★

今回は、中原支部の大人が多数参加させて頂きました。

佐伯先生におかれましては、中原支部生(大人)を気にかけて頂きまして、この場をお借りしまして改めて心より御礼を申し上げます。

また、今回は黄色帯の方々も積極的に参加され、とても意識が高く、

生涯武道としての空手の益々の発展が期待されます。

益々の空手の発展と、三多摩地区及び中原支部、参加された支部の発展を祈願し、

レポートとさせて頂きます。


レポート2 色帯・マユさん

はじめに、礼をする時に頭をちょこっと下げるだけの人が多いですが、(←私もこれに該当します)呼吸と合わせて礼をする、日頃から残心をとるようにするというお話をされていました。(この礼のことを○○と言うとおっしゃっていましたが、その○○が聞き取れませんでした。)

道場でも礼はしますが、そこまで呼吸と動作、心の整った礼を意識した事は正直ありませんでしたし、残心に関しても同じような感じです。佐伯先生のお話を伺って、普段の稽古の中で意識出来ていない事が多くある事に気が付きました。これからの稽古の中で、少しづつでも変えていけるようにしていきたいと思いました。

その後の基本稽古の中で、本当に強い立ち方・受け・突きが出来ているか二人一組になり、お互いに押したりなどして確認しあいました。

小さな構えから出される受けや突きは非常に弱く、佐伯先生に指一本で崩されました。逆に初動の構えが大きな受けや突きは強く、動きませんでした。この原理はよく分かりませんが、普段の稽古でも先生方から、「大きく構えなさい」と言われていますが、この事にはきちんと意味があり、指導されていたんだなぁと初めて気が付きました。その後も、移動基本の合間に体の使い方などをご指導いただきました。

午後からは完全に形稽古で、はじめから鉄騎初段だったので、すでによく分かりませんでした。なので、見学にまわろうとしましたが、佐伯先生が「そのまま周りを見ながらでいいので続けてください」と言われたので、続けされていただきました。

途中の休憩時間にムカイさんが、中原支部の色帯の人達にある程度流れが分かるようにと形を教えてくださいました。形稽古の際、向きが変わっても色帯の私達から見えるよう常に前に立って型を行ってくれていました。(本当に感謝です。ありがとうございます)

形の途中にも、所々て先生の説明が入り、どのように使う技なのか、実際に形の分解を見せていただきました。こような事を知っていると形に対する理解度も上がりますし、何より形は面白いなぁと感じました。中原支部では、小さな子供達も一緒に稽古していますし、なかなかこのような機会はないので、とても貴重な時間でした。

最後に一人づつ形を披露しました。(途中で時間がなくなり、全員ではありませんでしが、中原支部の色帯は皆やりました)

佐伯先生、黒帯の方しかいない所で形を披露し、アドバイスをいただけた事は滅多にない事ですし、これからに活かしていけるようにしていきたいと思いました。

今回、このような機会をいただけた事に感謝し稽古を続けていきたいと思います。貴重な時間をありがとうございました。

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カモさんマイさんマユさんありがとうございました。

お二人のレポートを読んだ感想としては、「うゎぁ行きたかった!」(>そこ?)

それはさておき、なんだか空手の真髄(?)に触れて来たのだろうということがよくわかりました。空手は力任せに打ちのめすものでは無くて、体の動かし方で効率良く力を発揮するものなのだよなという事を改めて考えさせられます。

私なんぞは、それを理由(イイワケ)に、筋トレとかはサボりがちで、腕力が乏しいです。「技は力の中に宿る」と言った先人がいらっしゃいましたが、
私は「技は鍛錬により成る。力では無い。だからって力が無くて良いということじゃないんだぞ!」と最近感じています。どちらも鍛錬していかなきゃいけないと感じています。

ところで、マユさんのレポートの「○○」に当てはまる文字が分かる方は教えて下さい。
「そりゃアレだよ」と書きたいところですが、わかりません。

最後に参加者の記念写真です。

2022年4月21日木曜日

府中合同稽古20220410 前編 【子供編】

先日10日は府中で合同稽古がありました。

いくつかの支部が府中支部に集まり、子どもたちは組手の試合、大人は講習を受けるというたまに行われるイベントです。

大人と子供ではまるでやっている事が違うのと、何しろ諸都合により子供と大人に分けます。

↓既に師範のブログに十分な事が書いてありますが
https://ameblo.jp/jkanakahara/entry-12738192876.html
いつも通り書いておきましょう。

まず今回は子供編。

準備体操(ステップ踏みながら頭の上で手をたたく・座っておしりを左右に動かして前に進む)中原支部の子供達はやりなれないせいかとてもやりずらそうでした。



その後は学年別に別れて組手練習
たまにコートを移動し対戦相手を変えます。

午後もひたすら組手練習

おお!ハイキック炸裂!


とまぁ、何をしたかといえば、子供については以上なのです。

いつもの流れですね。

毎度の事ながら、大人が同じ事をしたら、致死量です。とにかく数をこなす稽古なのですね。

とまぁ毎度の通り、まるでその場にいたかのような感じでシレっと書いていますが、当日の流れについては、アイリママに教えて頂きました。ありがとうございます。

アイリママによりますと、

小さな低学年ぐらいの子も組手を怖がりもせずやる気で凄かったそうです。
(ちなみにアイリは黒帯の男の子に蹴りや突きを沢山いれられ意気消沈していたのとの事です)

お昼休みは疲れ知らずの子ども達はえっちゃん、むかいさんと鬼ごっこをしていて大人も子供に負けず元気だったそうです。

大人だったら「致死量」の稽古をして、昼は鬼ごっこ!恐るべしキッズ達(汗)。

子供ほどガツガツ稽古しないにしても、府中の大人講習はそんなに楽ちんでは無いはず。
えっちゃんとむかいさんも恐るべし(笑)

以上、次回「大人編」に続きます。