開始前、武道場にまだ入ることが出来ないのですが、大坂先生を囲んで、質問&検討会。皆さんやる気満々です。
例によって講習会の画像はありません。(撮っても大丈夫そうでしたが)
形は、五十四歩大だったのですが、とりあえず主な内容を、思い出せる範囲で書いておきましょう。(最近記憶力が本格的に落ちています)
大体、一番指摘を受けたのは、私です。(この辺は安定しています)。それも含めて書いておきましょう。
ここ一週間の稽古でも出てきた内容もありますね。
【基本】
- 蹴る時上半身を動かさない。腕を動かさない、上体を動かさない
- 蹴りは軸足に体重を乗せる
- 足を抱える力が弱い。足を手で押さえてもらって、抱える練習
- 子供には前屈とかは、鍛錬のために低くするが、上級者で大人は動きやすい。次の対応を取りやすい幅にする
- 蹴りの前屈は左右の足の幅を狭めにする
- 下がるときは、とにかく前の足を素早く引っ込める
- お互いに手刀受して、体をどういう角度にすると、一番力が入るかを試す
- 手足同時に極めるが基本だが、実際は足がほんのわずかに早くなる
- 壁に沿って、前屈、後屈、猫脚の練習
- 鶏頭、虎口、鶴頭、掌底の練習。手首を鍛えること。
案外空手の基本って、色々な格闘技にも通じていると思う今日このごろですが、格闘技では上半身を後ろに反らして、蹴り足をスイングにして蹴込むような動作がありますが、空手の基本は上半身を動かさない....この差は?とか、色々考えつつ鍛錬することが大事だと思います。
【五十四歩大】
- この形で一番多く出てくる、人差し指を立てる動作は「ベスト空手」では「一本拳」と書いてあるが、本当は一本貫手。(協会の足マークの教科書には「中段一本貫手」とある)
- 第二挙動にある、両手中段諸手受は、揚突のように出す。相手の諸手突を内側から逸らす意味がある
- 第四挙動などの立手刀中段受は、半身
- 15挙動の下段すくい受と虎口は相手の蹴り足を押さえている(二十四歩と一緒?)
- 16挙動の左手も鶏頭
- 17挙動、左下段受けと右鶏頭構えは、逆半身
- 右鶏頭構えは肘を上げない。直前の位置から肘を曲げる
- 中段一本貫手は、相手の突きを飛び越えて、相手の体を人差し指で突く。だから、アーチを描くような軌道になる(教科書「右中段一本貫手落し突)
- 28~29挙動は、棒を受けて、下に振り払う
- 37挙動。よく手刀で払う人を見かけるが、ここは4本貫手。突く。
- 42挙動、鷲手上段突上は、しっかり腰を切る
- 53~54挙動(手刀中段受け~四本貫手のところ)は、相手の突きを掴んで左に払いながら貫手を極める
- 57~59挙動、上段縦回し打からの、中段拳槌打の間は素早く下がる。次の順突きも運足を素早く
- 61挙動、はさみ打は、尻を突き出す
- 62~63挙動は、両拳両乳下から、前屈になるところは、相手の手を掴み、腰投げする意味
【平安四段】
最後に平安四段をやりました。
なんだか、「普段より旨く出来た~」ってた思っていたら、
「おっかしいなぁ?五十四歩大をしっかりやったら平安四段が旨く出来るはずなんだけど」とおっしゃっておりました。(うーむ。厳しい。)
以上、大坂先生の講習会でした。多分、上記には書き逃している事があると思います。
とても有意義な講習会だったと思います。
まぁこのように、師範、指導員と言えども、日々研究や鍛錬をおこなっているのです。別に自慢しているわけではありません。言っておいた方が良いような気がしますので。
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さて、そのあと、渋滞に巻き込まれつつも、通常稽古になんとか間に合いました。
(もはや私は帰りたかった(汗))
翌日が昇級審査なので、それ向けの稽古でしたが、最後に、1級未満の人は全員演武をしました。
ゴメン、ここで撮ったら、顔見えないね。
最近茶帯が多いです。
このアングル。ステラ、ゴメン。
以上です。次回は、今度こそ(お約束満載の)昇級審査の詳細です。