5月25日(日)は昇級審査でした。
毎回都筑支部と合同で、場所は今井中学校でしたが、今回は都筑の川和中学校で開催されました。
最初に田中先生からお話がありました。
- 以前は中原支部と都築支部の交互に昇級審査実施していたが、受験者の増加により、川和中学校では手狭になり、毎回今井中学校で実施することが基本になった。
- 最近は少し受験者数も落ち着き、双方でできるようになったのでまた交互に実施していきたい。
- 普段の稽古と違う場所で練習したり試験を受けたりすることで、普段と違う気づきがあり、成長の機会になる
- 勿論、普段と同じ場所で稽古を続けて成長できることが一番大事だが、是非こういった成長の機会を大事にしてほしい。
ありがとうございます。このブログ的に冒頭で説明すべき事を全部説明して戴いた上、さらに良いお話も戴きました。
まずは準備体操です。
技術講習会
今回は、ウチの師範の講習です。
思えば、交互に開催していた頃、中原開催では田中先生、都筑開催ではウチの師範の講習だったような気がします。
まずは中段直突きから。「直突きには空手に重要な要素がすべて詰まっている。最も重要な稽古であるから毎回必ずするのだ。これを大事にしてしっかりやる人は上達するし、疎かにする人は上達しない」
とのお話でした。
①普通の直突き
②左右・正面に腰を切っての直突き(左右に突く際は軸をそれぞれの方向の足の付け根に移動して)
③逆半身になるまで引手を取っての直突き
④自然体から前屈立ちになっての直突き
様々なバリエーションでの直突き。 また、直突きをより速くするには、
「突く方の拳は人差し指と中指に意識を集中、力を入れる。引く方の手は小指と薬指に力を入れて握り込む」
「肩~肘~拳・・ と徐々に力を伝えていく加速運動ではなく、 肩&肘&拳すべてがひとつになったようなイメージで等速運動で一気に突く」ことを意識すると、より速く突くことができるというアドバイスがありました。
直突きに続いて、揚げ受け(最初から腰を割らない)や前蹴り(上体を上下せずに蹴る)、廻蹴り(蹴上げのような廻蹴りにしない。しっかり廻す)、蹴上げ・蹴込み(太腿を内側に捻りこまない。そうすると小さい蹴りになる。四股立ちのように太腿を外側に開いて蹴ることで、しっかりと足刀を遠くに蹴り出せる) の基本稽古でした。
基本稽古の後は、中原支部恒例の「ミニ太極初段」。都築支部の子供たちの一部は、少し慣れない手順に戸惑っているようでしたが、すぐに慣れてみんなで気合いっぱいに形を打ちました。(帯色濃いめの子供たち&大人は、寄り足バージョンも含め)
 |
お手本を見せています |
何?いつもより技術講習会についての記述が細かい?気のせいです。気のせい。さぁ次行きましょう。
昇級審査
中原支部も都築支部も、子供たちも大人も、気合いっぱいに頑張っていました。
白帯の子供たちの一部は、緊張もあってか、挙動の順序が「!?」 「!?!?」 というシーンもありましたが、先生方からの、「成長を見込んでの暖かいお心遣い」により再調整の場(もう一回)を頂き、なんとか無事挙動順通りに完遂する・・・という、ハラハラ・ドキドキ・ホッ・・・な場面もありました。
自分の出番が終わった子供たちのお行儀も、(まわりの大人の「めっ」もあり)だいぶましになってきたかな・・という気がします。
全般的には、中原支部の受審者は、普段と違う場所での試験に緊張感も持ちながら、しっかりと普段の稽古の成果を発揮したのではないかと思います。
飛び級審査
飛び級審査対象者は6名で、うち5名が中原支部でした。稽古に懸命に励んだ結果が実を結んだのだと思います。
先生方を含め大勢が見守る緊張感の中で形を打つ機会は、なかなかありません。思い通りに出来たか否かに関わらず、大きな経験になったと思います。
先生方の講評
審査が無事終了し、いつも通り先生方からの講評です。毎度良いお話があるので、是非とも読みましょう。
【移動基本】AN先生より
・大人も子供も、移動・転身の際に「かかと」が動いてしまっている人が多かった
・力を伝える方向は前に向かなければならないが、つま先中心に動くとどうしても後ろに下がってしまうことになる
・技術講習会の際にも重要なポイントとして触れられていたこと。意識するようにしてほしい
【形】SUMI先生より
・形が踊り(ダンス)になってしまっている。
・形はダンスじゃない。仮想の相手をイメージして、攻守の演舞(ないし稽古)をするもの。
・形の中の挙動が「今、これは何をしているのか(どういう攻撃・受けをしているのか)」理解して打つように心がけてほしい。(分解)
【組手】TAJI先生より
・全体を通して、よくできていたと思う
・ただ、子供たちはもっと【気迫】を持って攻撃・返し技を打ってほしい
・【気迫】は子供たちには難しいかもしれないが、「相手を圧倒しようとする【気持ち】」のこと。これを意識して組手に取り組んでほしい
・大人は逆に、全体的に「力を抜く」ことを意識してほしい。「ガッチガチ」な人が多い。 (・・・おぉすおすおすおす。....>押忍は一回!!)
昇級審査後は、支部ごとに分かれて、結果発表と帯色が変わる人には、帯の交換です。子供
たち(大人もか!?)にとっては、大きな喜びのひと時です。帯の色だけが重要なわけではないですが、自分が少しずつ成長していくのが、形となって見えるのは、やはり嬉しいものですね。
編集後記
とまぁ毎度「あたかもそこにいたかのように」書いておりますが、私はシフトの都合(笑)でいませんでした。
情報提供者の方へのお願いも、色々あって事後になってしまったので、かなり大変だったと思います。ありがとうございました。(大いに反省しております)
全部終わったのが18時頃だったようです。受審者が一頃より減っているので、かなり濃い内容だったのだろうと想像します。
 |
地上絵作成中(ちがうか?) |
以上、昇級審査の内容でした。
いや、何か抜けている。そうそう。すでにSNSでお知らせがありましたが結果発表です。
中原支部審査結果
佐藤秀紀 7級⭐️
佐藤光 9級
庄司一成 仮8級⭐️
庄司珠彩 9級
麻生咲 9級
麻生緑 仮8級
石井綾人 8級
麻生遊 6級
飯塚丈夫 5級⭐️
イェレナ 5級
小池叶乃 仮3級
箱崎成 仮3級
新井奏叶 仮2級⭐️
佐藤紬 仮2級⭐️
仙波岳大 3級
松田正晴 仮2級
田邉百合 仮1級
土橋瑞貴 仮1級
升本悠人 1級⭐️
小宮隆太郎 1級⭐️
⭐️は飛び級
----
Photo:Tuchi,IbuRyu-Mama,Sei-Mama,Take,Taison-Mama
Spetial thanks:Masu