2024年5月8日水曜日

20240323-24強化合宿(番外編~マスさんレポート~)


普段の稽古でやっているメニューから、強化稽古ならではのメニューまで、先生方、諸先輩方にしっかりと鍛えていただいた2日間でした。40代の自分はもちろんいつもよりヘトヘトになりましたが、いつもは(稽古直後でも)元気な子供たちも、さすがに体力をつかったのではないでしょうか。

他支部の方々との合同合宿ということで、例えば組手の稽古では普段と違った動きで攻めてこられると上手く対処できなかったり(まあ、普段の稽古でも、諸先輩方からの攻めには全然対処できてないのですが・・)、少し客観的な視点で自分を見直す気づきがたくさんありました。子供たちも、全国大会レベルの選手の動きを見たり触れたりでよい経験になったのではないかと思います。

稽古以外でも、夜のミーティングでお話を聞けたのは非常によい機会でした。とても参考になるよいお話だったので、合宿参加されなかった方にも少し紹介しておきたいと思います。

 【戸塚支部 フジタさん】

勝つため、強くなるためのポイントを5つほど、項目を整理して紹介してくれました。

  1. 高い目標を持つこと → 選手としてはとても大事ですね。
  2. ライバルを作ること →  競い合ってお互い強くなっていくということ。
  3. さまざまな人と稽古すること →  普段やらない人と稽古や試合をする事で、多くの気づきがありますね。
  4. 毎日少しでもいいから練習すること → 家でも自主的に組手や形の稽古を工夫してやっているそうです。
  5. 試合前は汗が出るくらいウォーミングアップをすること →  大会当日は意識してやろうと思います。


【平塚北支部 カトウさん】

勝つために自分がやっていることをいくつか紹介してくれました。印象に残っているのは藤田さんと違って毎日練習というわけではなく、支部の稽古の時間のみ練習している、ということでしたが「意味を理解してやる」ということが大事だとお話してくれました。(逆に言うと、「意味のないことはやらない」)限られた時間で強くなる為には、きちんと意味を理解して稽古に臨む必要がある、ということです。これは、「泥臭くてもいいからとにかく数をこなす(数をこなせばきっと強くなるはずだ)」ということをやってしまいがちな自分はよく肝に銘じておこうと思いました。

もう一点、印象に残っているのは「苦手をなくす稽古もよいけど、いま得意なものをより強くするのがよい」というお話。加藤さんは上段逆突きが得意だそうですが、とにかくそれを誰にも負けないくらい練習して強くする、と。「これは誰にも負けない」という技が一つあると、自信につながるのだろうな、と思います。

【AN先生】

組手で勝つために必ずこれはやってほしいこと、として、「自分から攻める技」「相手に攻められた際に返す技」それぞれ最低ひとつずつ、つまり最低2つは得意技を持ってほしい、というお話がありました(もちろん、たくさんあればある方がよいですが、少なくとも2つは、ということです)。世界で活躍する植草歩さんは中段逆突きが得意で、対戦する人はみんなそれを警戒するけど、それでも(捌くことができず)入ってしまうくらい強い。そういう技を持つように頑張ってみましょう、というお話もしてくださいました。

また、試合の際に、審判は選手のどこを見ているか、という事を整理したメモを紹介してくださいました。勝つためには、まず審判がどこを見て判断するかを理解しておく。加藤さんの「意味を理解して練習する」というお話にも通じる部分があると思います。


<合宿全体を通して>

合宿のスタートにあたって師範もお話されていたように、「合宿に参加したから、急に強くなるというわけではない」ですが、「同じ目標を持つ他支部の方と切磋琢磨」できる、とてもよい機会になりました。貴重なお時間を割いて頂いた先生方や、事前の準備から当日の段取りまで諸々ぬかりなく進めていただいた保護者会の皆様には本当に言葉で表現しきれないほど感謝しております。大会までの時間もだんだん少なくなってきていますが、大会当日になるだけよい成果を挙げられるよう、引続き稽古に励もうと思います。

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先日の県大会の出場は、一般部はウチの支部としては2名でした。

マスさんがこの合宿に参加していましたので、「選手目線」をテーマにレポートを無茶振り....いえ、お願いいたしました。

とくに意図したわけではありませんが、本編を補完する内容となっており、すばらしいです。そして、読んでいて耳が痛いところも多々あります。私も自分なりに励みます。


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